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第19回読書会レポート

読書会事務局の@marunireです。以下のとおり、第19回読書会を開催しましたので、ご報告します。

日時:2014年3月29日(土)10:00~12:00
場所: 中央区八丁堀区民館
 〒104-0032 東京都中央区八丁堀4丁目13−12
 TEL 03-3555-8641
http://chuo7kuminkan.com/about/hachobori.html
課題図書: 『特許と危機管理: アップルとサムスンの特許を巡る武闘裁判』佐久間健
発表者:Mさん(第1‐3章)、
参加者:9名
議事録:@akikoka
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元読書会事務局の@akikokaです。ここ2年ほど、読書会の運営に貢献できていませんが、読書会にはたまに参加しています。久々に読書会のレポートを書いてみました。

今回の課題図書は、企業のプレスリリースなど、外部の文書を利用した箇所が多いとのことです。また、法律的、実務的な観点から疑問を感じる箇所も散見されました。でも、読書会の課題図書としては適切なページ数であり、また過去に発生した特許関係の事件を網羅的に扱っている点は参考になりました。読書会のメンバーと本書に突っ込みを入れながらワイワイと議論するのは楽しかったです。

以下、今回の読書会の議論のうち、気になったものをピックアップします。

・中国は特許よりも実案に注意。方式審査のみで登録になり、無効にすることが難しい。中国企業は実案を多数保有していることがあり、また地方では、未だに中国企業有利の判決が出ることが多い。そういった企業から中国で提訴されると対応が困難。
・本書では「RPXはワクチンの存在に近い」と評価していたが、実際にそこまでトロール対策として有効かどうかは不明。事業会社がRPXに譲渡する特許は、各企業のコア技術ではなく、周辺技術に関する特許が多い。
・昔、欧米系企業は日本のメーカーに対して安いライセンス料を設定することが多かった。これは欧米系企業が日本のメーカーを下請のように見なしていたため。しかし80年代に日本製品が売れ始めると、過去の10倍など、高額なライセンス料を提示する欧米系企業が増えた。そういった背景から、TIと日本の半導体メーカーの一連の係争が発生した。
・2012年にコダック社は米国で多くの企業を提訴した。これは同社が事業を売却するに当たり、保有特許の価値を吊り上げるためにとった戦略。

今回の読書会も、特許事務所、企業知財、特許調査会社など、実際に特許実務に携わっているメンバーが多く参加していました。そのため、実務的な観点から議論でき、また業界の裏話なども聞くことができて勉強になりました。


また、@akikokaさんに撮影していただいた写真を掲載します。

2014-03-29


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