第14回読書会レポート

読書会事務局の@marunireです。

日時:2013年5月22日1(水)19:00〜21:00
場所:八丁堀区民館
課題図書:丸島儀一著『知的財産戦略』第5章
参加者:@shun5_f さん「発表者」、@furyoshainさん、@ama_sciさん、@amulet2409さん、@princeduckchanさん、@ysmatsudさん、@marunireさん、@slowstartermnさん、@akikoka(記録係)さん

当日、参加者で議論したことを簡単にご紹介します。

・リバースエンジニアリングで侵害確認できるのか?
 技術分野によるが、できるものもある。
 某メーカーでは、他社製品を購入し社内で解析している

・自社と他社の読み合いが知財の醍醐味?
 自分で手を動かして、物作りに携わっていた方が面白いのではないか。
 特許を権利化し、ライセンスを行う一連の流れは楽しいとは思うが、パテントマップを眺めるのが楽しいとは思わない。

・思いつきだけで特許を出願し、権利化できるのか?
 キヤノンには、そういった類いの出願が散見される。
 化学分野では難しいが、ソフトウェア分野では可能なこともある。

・パテントトロール(NPE)は本当に悪なのか?
 法律上は容認されている。(ただし、米国では損害賠償請求のみ可能で、製品差し止めはできない)
 メーカーの立場からするとトロール対応の負荷が大きく、悪と言いたくなる。

・知財信託は本当に活用されているのか?
 著作権については、米国で成功事例がある。
 特許については、特許評価が非常に難しいことが障害となって、目立った成功事例がない。

・権利調査は本当につまらない仕事なのか?
 他の調査とは違い、技術(調査範囲)が明確でないことが多い。それを第三者的な視点でチェックしていくところに面白さがある。
 著者が指摘するように、権利調査を完璧にすることはできない。ただし、少なくとも化学分野では、検索精度を上げて99%に持っていくことは可能。


<所感>
私自身は新卒の頃からずっと電気メーカーの知財に勤務しており、著者に近い経歴です。そのため、著者の意見に納得することが多いのですが、立場が異なると違った見方ができることがよくわかりました。


以下、勉強会の様子です。

第14回読書会02
スポンサーサイト

コメント:

こんにちは
グループで輪講していて楽しそうですね。
コメントを見て、皆さんはリーバスエンジニアリングをどの程度のことを想定しているのか、判断基準がきになりました。
例えば、目で確認できるのか、否か
次に皆さんは明細書を書いたことがあるのでしょうか?
その経験があった場合、思いつきだけでかけると思うのか否か
明細書を書いた経験があると、思いつきでも、かけそうな気がします。
では。

こんにちは。
メンバーの一人です。
今回は不参加でしたのでリバースエンジニアリングについてはコメントは控えますが、明細書については書いた経験があるものとして簡単にコメントいたします。
ご存じかもしれませんが、明細書のうち発明の詳細な説明の記載には実施可能要件が、特許請求の範囲の記載にはサポート要件が求められます。
思いつきであっても、実施可能要件やサポート要件を満たせるよう明細書や特許請求の範囲を記載できれば、出願・権利化の可能性がでてきます。
実施可能要件やサポート要件を満たせるように書けるか否かは、技術分野や思いつきの程度等によって事情が異なります。
例えば、化学の分野では、実験結果をそのまま発明の詳細な説明や特許請求の範囲に記載することが多いため、思いつきでは実施可能要件やサポート要件を満たせるように書けないことが多いと思われます。
このように、思いつきで明細書を書けるか否かは、技術分野等により事情が異なるため一概には判断できないものの、化学分野では難しいのではないかと思います。

rierieさん
お返事有難うございます。
偏見かもしれないですが、化学分野の出願は発明でなくて、発見のような気がしてます。なぜか、実験データが要求されているからです。
ということは、なぜ、そのような結果が出るかわからないけど、実験データが実証している。したがって、権利範囲も、実験データから一脱しない範囲となる。その結果化学分野の権利は狭い?
一方それ以外の分野は発明?つまり結果が論理的に説明できる。
というようなことを勝手に思っています。
だけど、製薬関係の権利が事業に貢献しているのは、分野に詳しくないので、今ひとつ分らないです。不思議
では。

こんにちは。
今回初めて参加しました @ysmatsud です。
私は特許事務所で電気(というかソフト)の分野の明細書かきをやっているんですが、化学の分野と機械、電気では全然別の制度だよなー特許って。と、この会に参加して改めて考えています。
ところで楽しかったですよ!わりと気楽に参加していいみたいですしみなさんフレンドリーなので、ご興味があれば参加してみるのもいいかもしれませんYO!

@ysmatsudさん
こんにちは。。
4年前に知財から足を洗ったので、
もうそれほど、探究心がなくなっていましました。
偶然このブログがヒットして、なにげに読んでしまい。
発明はひらめきから始まるのにな、特許侵害で権利主張しようとすれば、対象物を調べなければいけないし、なんて思ってうっかりコメをしてしましました。
では。。

コメントの投稿




URL:

本文:

パスワード:

管理者にだけ表示を許可する