第34回知財系読書会開催予定

次回の課題図書が決まりました。

1.課題図書  
内田 和成 編著「ゲーム・チェンジャーの競争戦略 ―ルール、相手、土俵を変える」
https://www.amazon.co.jp/dp/4532319587/

<アマゾンでの内容紹介>

ライバルと同じ土俵では戦わない! スマホゲームの台頭で苦戦する任天堂、商品売上よりも会費で稼ぐコストコ、不動産業者に変身した住宅メーカーの大和ハウス工業――。競争のルールを破壊する戦い方と、その防衛策を明らかにします。

販売チャネルやコスト構造、得意とする技術や業態、ブランドイメージがまったく異なる相手と戦う局面(異業種競争)が、成熟する市場のなかで増えてきています。本書は、そうした戦いのなかで「競争のルールを破壊している企業(ゲーム・チェンジャー)」にフォーカスします。

ゲーム・チェンジャーの戦い方は、「秩序破壊型」「市場創造型」「ビジネス創造型」「プロセス改革型」の4つのタイプに類型化できます。秩序破壊型は、相手の儲けの仕組みを無力化してしまいます(スマホゲームやリブセンス、コストコなど)。市場創造型は、顧客が気づいていない価値を具体化します(JINS PCや東進ハイスクール、青山フラワーマーケットなど)。ビジネス創造型は、まったく新しい事業モデルをつくり出します(価格.com、オキュラスリフト、カーシェアリングなど)。プロセス改革型は、バリューチェーンを見直すことで、新たな価値をつくり出しています(アマゾン、セブンカフェ、ゾゾタウンなど)。

新たに持ち込まれた戦い方が競争のルールを破壊してしまえば、それまでの企業の勝ちパターンは簡単に失われてしまいます。しかし、新たな勝ちパターンをつくるという側に立てば、新規事業やイノベーションを起こすための視点を持つことができます。自社の事業領域をさらに広げたいと考えている人にとって、いま起きている戦いはチャンスです。
また、既存企業にとっては、自分たちにどんな競争相手が出現し、どんな競争を仕掛けてくるのかを理解したうえで、どう対抗するのかといった防衛戦略をとることが重要です。本書は、攻める側だけでなく、攻められる側(既存プレーヤー)の戦い方にも注目します。


2.範囲
全章
<目次>
第1章 新たなゲームのはじまりー激化する異業種競争
第2章 相手の儲けの仕組みを無力化するー秩序破壊型
第3章 顧客が気づいていない価値を具体化するー市場創造型
第4章 新しい事業モデルをつくり出すービジネス創造型
第5章 バリューチェーンを見直すープロセス改革型
第6章 既存プレーヤーはどう対抗するか

有志二人で前半と後半それぞれ担当します。

3.日程 
7/10(日) 14:00-17:00

4.場所
 佃区民館
東京メトロ有楽町線または都営地下鉄大江戸線月島駅下車4番出口 徒歩1分
都バス「門33亀戸駅-豊海水産埠頭」月島駅下車 徒歩2分

*会員以外で参加したい方は
事務局連絡先:marunire@yahoo.co.jp にご連絡ください。
スポンサーサイト

第33回読書会レポート (06/08)

第33回読書会議事録
  日時  :2016年6月8日19:00-21:00
  場所  :人形町区民館 和室 5号室和室
  課題図書:課題図書の範囲  技術を武器にする経営-日本企業に必要なMOTとは何か
       
第6章~以降全部

  参加者 :
@kurumiusausaさん(発表者)、@amuletさん、@tparkmさん、@yng4さん、@ama_sciさん、@marunire(議事)



<第6章> 技術の大きな流れを俯瞰する

1. 科学の本質的動向を把握する(第5章 1. と同様)
・本質的動向はどうやって把握する?
 Ex)CCD(スミア)とCMOS (S/N)の技術的な向上についてどちらにかけるか。
 時間をかければ解決できると踏んでた東芝が勝ち。
 でも、用途によってCCDは生き残っている。会社としてソニーはCMOSに乗り換えて生き残っている。
・トレンドマップの作製、(3-5年の技術的傾向)この時点にいますよと株主とかに説明する。作ることがアリバイをつくるため。
 営業、経営企画とかが作っている。
・ Ex)メカシャッター開発とか、
・ Ex)マーケットTOP企業はすきまなく抑えること大切。ごみでも埋めてないところに埋めるという姿勢でもれなく出願する。
・ Ex)特許マップから開発途中か、上市するのかわかる。発明の課題のシフトから信頼性、検査など変遷をディテクトする。
・ 審査請求3年で動向判断するのか??-> 特許ポートフォリオで判断する。このブロックはやる。やらないと判断。PCTの調査報告で判断。
・ 出願前調査をやるよりは、PCTの国際調査をやった方がトータル安い。化学の分野はロシアで審査する。
・ 中小企業は出願前調査やらないので、PCTをお勧めすること多い。パテントスコア上がる。早期審査する。IDS英文書類として出せる。
4. これらを踏まえて自社の目指すべき方向を構想 = 技術の俯瞰図 (p.83~) 
・ 利益重視で市場を押さえる目的で俯瞰図利用。船、飛行機の要衝を抑える。シンガポールとか。。

<第8章> コンセプト創造からすべては始まる
いいコンセプトとは? (p.110~)
・ リモートロックは、一般家庭でなく不動産屋に売れた。コンセプトと違うところで売れた。
・ いいコンセプトは最初に出すときわからない。コンセプトを創出して市場にインパクト与える。
・ ニーズとシーズとの結びつけ:一般ユーザが困らないとわからない。その辺の高校生に聞け。

<第12章> 最初のイノベーションの後が勝負
・ 初心に帰る 経験者と未経験者の選別方法 簡単な言葉で書く。
・ イノベーションが続くこと大切。クウォーツ->電波時計の変遷など、、
・ ASMLの戦略 ステッパーの自動キャリブレーション機能
・ 携帯電話のカメラ 2mmでできると言われる。ばかをいう人がいないと進化しない。
・ HONDAの運動会 どれだけ社員が遊んでいるのか。へんな人が入りにくい日本企業。


20160608

第33回読書会開催予告

1.課題図書の範囲  技術を武器にする経営-日本企業に必要なMOTとは何か
http://www.amazon.co.jp/dp/4532319250
第6章~第8章の予定

2.発表者の決定 
kurumiusausaさん

3.日程、開催場所
 6/8(水)19:00-21:00
 人形町区民館 和室 5号室和室 ( http://www.meccs.co.jp/shiteikanri/chuo/hall/ningyocho.html
住所:東京都中央区日本橋人形町二丁目14番5号
アクセス:
東京メトロ日比谷線人形町駅下車A1番出口 徒歩3分
東京メトロ半蔵門線水天宮前駅下車7番出口 徒歩1分
都営地下鉄浅草線人形町駅下車A5番出口 徒歩6分
中央区コミュニティバス(江戸バス)北循環の「人形町駅」停留所下車 徒歩3分

4.会員外で参加される方は当日会場にお越しください。

第32回読書会レポート (05/23)

日時:2016年5月23日19:00~21:00
場所:京橋区民館
課題図書:
技術を武器にする経営~日本企業に必要なMOTとは何か~ 第1章~第5章

以下、主な論点のみ記載します。

第1章
イノベーションプロセスの三段階(①筋のいい技術を育てる②市場への出口を作る③社会を動かす)について

・①~③をなしたら、同じカテゴリの技術に邁進しようとするのが日本の問題ではないか。
あちらこちらに狼煙のように異なるカテゴリの技術を立ち上げればよいのかもしれない。

・ソニーのベータは筋のよい技術ではなかったのか。
それが負けたのは、技術経営の限界だったのではないか。

・VHSは性能的にはベータに劣っていると言われている。
VHSは筋が悪い技術であっても市場では勝った。
筋のよい技術云々とは違うシナリオでベータは負けた。読んでいてそこがひっかかった。

・ベータもガラパゴス携帯もニッチな市場では定着している。
これは失敗とまではいえないのでは?
ただし、マスメーカがそこに手を出したのは間違い。結局、選択と集中の話になるかもしれない。

・結局、「筋のよい技術」とは何か?大いに疑問が残る。

第3章
筋のいい技術が育つ環境について

・総合電機メーカーのH社は選択と集中とで生き残っている。
切り離された部署はどこかの企業に買われるケースが多い。人材が路頭に迷うことが少ない。

・総合家電メーカーのS社は液晶に選択と集中とをしたのになぜ失敗したのか。
工場への投資額が台湾メーカーより少なかった。
 自社製品への供給を優先させてしまったため、他社がS社とは別の会社での調達に走ってしまったのも原因の一つと言われている。

第4章
アウトソーシングの危険性について

・「多くの技術者のメインの仕事が『手配だけ』になってしまうことである」と本書では記載されている。
こうしたアウトソーシングの危険性については、皆が気づいているという意見と気づいていないという意見があった。
某社ではずいぶん前から技術の空洞化が進んでいるという話がある。

・結局、技術の継承より経済性が優先され、アウトソーシングの危険性については目をつぶられることになるのではないか。

以上