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第26回読書会レポート (05/24)




日時:2015年5月24日(日)15:00〜17:00
場所:新川区民館
http://chuo7kuminkan.com/about/shinkawa.html

課題図書:破綻する特許(ベッセン&モイラー) 序章&第1章
参加者:@furyoshain(発表者)さん、@tparkmさん、hikitaさん、@shun5_fさん、@tanatos0307さん、@rienovaさん、@amulet(記録)さん、



以下、事前配布資料に記載の無い部分を中心に記載します。
1 本書の時代背景
(1) 当時は、米国特許出願件数の増加、制度改革等、大きな動きがあった。
(2) 特許制度が批判に晒されていた時代である。
(3) 参考資料「Scenarios for the Future 2007年 EPO」の概要和文
EPOの「未来のシナリオ」 RIETI 上席研究員 清川寛
http://www.rieti.go.jp/jp/special/special_report/029.html
(4) 本書出版後の、世の中の動き
e-Bay 判決:差止請求権を制限するという判断が出た
AIA:侵害訴訟の訴訟管轄の制限(トロールが原告有利な地裁を選ぶことを制限した)
→ 今考えると、トロール、SW特許等の問題を当時は大げさに考え過ぎていた面がある。

2 特許の藪の具体例
製品 必須特許の件数
VHS :数件
CD :数十件
DVD :数百件

3 特許制度に関する研究
(1) 米国では、経済学者を中心として、特許制度の効用の研究が行われている。
経済学者は、特許について知識が不足しているので、いい加減なモデルを作ってしまう。
アンケート調査結果を使う事も多いが、特許の価値等アンケートでは判らない筈。

4 パテントトロールについて
(1) パテントトロールの登場時期
P30に、1999年までは訴訟増加の主原因はトロールでは無いと記載されている。
しかし、「パテントトロール」という呼称の登場は2000年以降であり、それ以前にトロールが話題に挙がらなかったのは、当然といえる。
(2) 特許ゴロ、特許マフィア
個人発明家を中心に、以前から、特許ゴロ、特許マフィアと呼ばれる人は居た。
有名なのは、レメルソン
(3) 最近の状況
米国の特許権は、公的でないネットワークを通じて流通しているらしい。
最近では、大企業が有力特許を買収する動きが目立つ

5 類書との比較
(1) インビジブルエッジ:特許を賛美している。
ワットを高く評価している。
(2) <反>知的独占:特許は害悪としている。
ワットのせいで、蒸気機関の発達は30年間停滞したとしている。
本書の著者の立場は、両者の中間。
特許制度の価値は認めるが、今の制度は良くないとしている。



26回読書会
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