第51回読書会レポート



第51回知財系読書会 議事録

日時:2019年9月18日  19:00-21:00
場所:堀留町区民館4号室和室
課題図書:友利昴『オリンピックVS便乗商法 まやかしの知的財産に忖度する社会への警鐘』

第1章
【善意を踏みにじるアンブッシュ規制】学校等での壮行会が規制されたことが昨年大きな話題になった。
・IOCはマスメディアの露出を特に気にしているようだ。
・アンブッシュにはならないであろう批判的ツィートは規制されるのだろうか?
・アンブッシュと思われる行為を禁止する内容がチケットには記載されている。
・マラソンの様なオープンな会場で本当に規制できるかは疑問。
第2章
【選手にパンを売ってはいけないのか。】そもそもIOCに禁止する権利があるのか?(ないだろう)
・日本は契約に対する意識が低いが、事例を見ると日本だけではなく外国でも曖昧なようだ。
・選手村がクローズな空間ならこういう制限を課する事も有り得るのでは(本当にクローズかは不明)。
・今の時代なら、問題となる画像部分をAIでマッチングさせ即時にボカシを入れることが可能ではないか。生放送は数秒のディレイを入れるのが当然(NHK紅白等)。
・過去のアンブッシュCMはYouTubeにあると思う。→最近はCMばかり。IOCが公式スポンサーになったら消えるかもしれない。
第3章
【写真はいいが動画はダメ】写真は撮影者が著作権者で本来IOCに権利はない。アイドルのコンサートの場合は肖像権の観点から禁止している。肖像権として保護されるのは顔だけで、姿かたちまで権利はおよばない。肖像権やパブリシティ権は法律に規定はなく判例によって確立している。
・オリンピック関連の商標保護は第4条1項6号の規定。
<具体的には審査基準に記載 https://www.jpo.go.jp/system/laws/rule/guideline/trademark/kijun/document/index/15_4-1-6.pdf  >
・スーパーのオリンピックは商標を持っていない。
<確認したところoscロゴ(最初の社名である(株)オリンピックショッピングセンターに由来)は1988年出願の商標登録2228520他が権利存続中。Olympicの文字が入った商標は商願2007-68565等が拒絶。>
第4章
【「おめでとう東京」もアウトの衝撃】専門家の見解も結局はJOCの態度を示しているに過ぎない。
【オリンピック表現自粛ムード】ワールドカップ等と違ってオリンピックは都市の開催。だからリオではなく「ブラジル」なら言い逃れができる。
第5章
・本当に東京オリンピックは成功するのだろうか。真夏の開催では死者が出てもおかしくない。
・愛知万博ではミストカーテンが功を奏していたが、五輪では客席の密度が高いので疑問である。
・学生のボランティア、特に内申点を楯にして募集するのはおかしい。

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第50回読書会レポート


日時:2019年6月26日  19:00-21:00
場所:京橋区民館
参加者:tparkmさん(担当)、amasaiさん、maruokaさん、KMDさん(Skype参加)、amulet(記録)
課題図書:ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来  
      著:小島健志   監修:孫泰蔵

今回は、会場での写真撮影を忘れていました。

初の試みとして、議事録をリアルタイムでSlackに入力して、共有しました。


誤変換の修正、および各参加者の個人情報に関わる部分の削除を行いましたが、リアルタイムの雰囲気を御確認ください。


はい、スタートです。

資料:エストニアの場所。サンクトペテルブルクのちょい西。海を渡るとフィンランド。
孫泰蔵さんが、エストニアと日本を行き来しながら、エストニアで事業をしている。
人口131万人
日本の感覚では、横浜市、さいたま市等のレベル。


序章:eエストニア。公的サービスのほとんどが電子化されている。

KMDさんの同僚が、eレジデンシーのカードを持っている。

日本は???

オンライン利用率40%超というデータがあるが、感覚的には嘘っぽい。

電子納税:何年に一回か、紙の領収書を後から要求される。

不動産登記:申告はネットで可能だが、紙を取りに行く必要がある。

日本のシステムは、電子化と称していても、電子で完結していない。

行政コストは、税収の1.7%.

非効率な面が多いと感じる。

デジタル年表。学校へのPC導入は?

維持費が予算化されないから、鳴り物入りで導入しても、そのあと使えなくなる事例が多い。

オリンピックで現在建築中の施設の維持費も、高額になる見込み。

長野五輪では、長野ではいまだに増税している。

マイナンバーカードで、診察券になると言ってたはずだが、実現されていない。

ハンコ、いくらでも偽造できるのに、不思議な存在。

印鑑証明が要求されるケースも謎。。。

日本のIT予算、巨額すぎる。お金を扱うためのシステムに、余計にお金がかかっている。

ふるさと納税は、もともとあった寄付の控除システムに乗っているから、余計な費用は掛かっていないはず。

データシステムが、昔の公共事業の代わりになっている面がある。

ベンダーは、国内に特化した公共システムを扱うが故に、世界にでていきにくい面もあるのではないか?

「透明性」日本では、アクセス履歴どころか、何が登録されているのかすら見ることができない。

KSIブロックチェーン

ビットコインのブロックチェーンとは、全く別もの。

マークルツリーの考え方が利用されている。それ以上に詳細なことは、本書には記載されていない。

マイナンバーカード 作る必要性が感じられない。

電子納税にも、マイナンバーカードは不要になった。

運転免許証を持っていない人の身分証明書には使える。

というか、その程度の位置づけ。

マイナンバーカード導入時に言われていた様々な機能、実現できる期待値が低かった。

住基カードで整備したシステムは、自治体間の情報交換システムとして今後も生きていく。

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第2章
ジョバティカル:19カ国の人が勤務。

Aさんの職場、外国人1%程度

Bさんの職場、もっと低い

Cさんの職場、グローバルでは10%。

楽天に行ったら、半分くらい?

多様化して、いろんな考え方をする人がいた方が良い。

But 多様性を受け入れる土壌が無い組織も多いのでは?

多様性という面では、職場の女性比率も少ない。

とはいえ、専業主婦も減った。専業主婦を養える男性も少ない。

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第3章

スカイプがエストニア発とは知らなかった。

特許庁は、ベンチャーやスタートアップの支援に力をいれている。

孫氏は、エンジェルをやっている。

その他に、大企業がベンチャー育成に取り組んでいる。

日本ではセーフティネットが無い。

起業するには、個人資産を提供する必要がある。

弁理士の開業には、1000万円必要と良くいわれる。

グローバル企業の知財戦略を調べてみたが、Domesticな会社結構多い。

知財学会での発表をお楽しみに。

結局のところ、エストニアは小さい国だから、グローバルで戦う必要がある。

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第4章

エストニアは、独立直後から、教育に力を入れている。

日本では、批判的精神は徹底的に潰す教育。

高専の教育では、2年生くらいから実験の課題設定を自分たちでやる。

独立直後の首相は32歳。

国自体がベンチャーみたいなものだった?

業務の効率化:プログラミング教育をしたが、なかなか定着しなかった。

長い時間をかけることに、価値を見出す人が残っている。

同じ成果なら、残業時間の短い人が評価されるようになってきている。

「同じ成果」をどう定めるかは難しい。

コンピテンシー評価。潜在能力をどう評価するのか。

アンラーン:過去の成功体験が忘れられずに、悪影響を及ぼす場合がある。



自己肯定感が成長とともに低下していく日本の教育。

「みんなと一緒」に価値を置く。

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話もどって、

第3章。なぜAppleやGoogleが日本にうまれないのか?

出資者(エンジェル、VC)がいない。

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日本の中小企業支援は、アメリカのエンジェルのようなダイナミックな活動ではない。

地方ごとの、地味な活動になっている。

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  ::

ものづくり企業は、AppleやGppgleのように飛躍的に拡大するのは難しそう。

Sonyは、今や銀行、保険、不動産で稼いでいる。

業態の大幅変更に成功した事例。

Justシステムの強みは日本語だから、世界への飛躍は難しかった。


::

ものづくりを手放して、日本の工業が空洞化した。

昨今は、日本に戻しつつある。

仕事を外注すると、生産性は低下する。

仕事を外に出して、リストラしたから、日本企業の生産性が低下した。


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日本で、スカイプのようなスタートアップを育成するには、どうしたらよい?

Winnyの人をはじめ、日本で「新しい」ことを始めた人は逮捕されてつぶされてしまった。

出る杭を伸ばす環境が日本には不足している。

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外国で成功した事業を日本に導入しようとしても、役所の壁がある。

::

お薬手帳アプリ:紙の処方箋の写真を撮って、薬局に送る。紙は必須。

薬を受け取るときには、紙の処方箋と交換。

不十分な電子化の一例。

全体的なシステムが存在していないから、紙から脱却できない。

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::

外注に頼んだ技術は、自分のものにはならない。

ずーっと外注依存になってしまう。

設計がわからなくなって、社内では誰もわからなくなるのが怖い。

購入部品の中身の判断も難しくなりつつある。

::

半導体設計をいったん手放すと、中身がわからなくなる。



以上、本日はおしまい。

第49回読書会レポート



第49回知財系読書会 (5/11)
日時:2019年5月11日(土) 13:00-15:00
場所:京橋プラザ区民館
課題図書:新井信昭
     「iPod特許侵害訴訟ーアップルから3.3億円を勝ち取った個人発明家ー
https://www.amazon.co.jp/dp/B07J66FCJP/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_xdQ5CbWQEG2DV


1.発明家、齋藤氏の経歴を追う
  ・齋藤氏の生まれた1950年~60年代はレゴなどの知育おもちゃの創成期。
  ・豊沢豊雄氏(発明学会)の功績は大きいと思う。
  ・学習雑誌に発明コーナーがあって、発明を募集していた。
   他にも「発明創意工夫展」などがあった。
  ・大学卒業後、1984年に創業。当時IT産業花盛り。
  ・90年代にソニーの携帯電話でジョグダイヤルが確かに話題になった。
   97年に発明が固まっている。

2.特許3852854号について
  ・特開平11-194872分割出願である特開2005-133824は出願後自発補正で、
   【0035】が補正されている。おそらく本人の発案による補正。
   神山弁護士もこの補正後の記載と図21に着目して依頼を引き受けている
   ので興味深い。実務上はあまり明細書の補正は行わない。
  ・当初の発明は代表図を見ても趣旨が
  ・初期のAppleは特許についてはあまり関心が無かった可能性がある。
  ・TVでは個人発明家だから、扱いが違ったのではないか
  ・日本の企業は個人発明家からの提案はマニュアルがあって対応している。
   ビジネスを行っていない(ことが多い)個人発明家は、金銭的な問題に
   なるために慎重な対応が必要なことは認識していると思われる。
  ・メーカー以外はは売り込みがあると面会している様子。
  ・出願としてみると、1件にたくさんのアイデアが詰め込まれている。
   セルフブレストでアイデアを思いつき、それに関連する図面をきちんと
   記載している齋藤氏は発明者として素晴らしい。
  ・齋藤氏は先行技術を自分で調査をしていないが、企業でもアイデア提案
   をする際に先行技術調査を行わないところもある(日常的に特許等に
   触れている前提で)。
  ・上山弁護士・弁理士は公報に記載された代理人は弁理士として掲載されて
   いるのに何か意図があるのだろうか?
  ・3.3億円は少なかった?多かったの議論。1件で3.3億円は大きいと思える
   がiPodの売上を考えれば安い?
   一般的な電機業界のライセンスとしては高いのでは?

3.個人発明家の特許の活用等について
  ・元特許庁長官の荒井氏は個人発明家とメーカーのWin-Winを提案している
   が、企業側の実態を考えていない。
  ・個人発明家にも行動が必要。特許事務所には、ビジネス提案を特許化
   したいという提案が多く持ち込まれる。
  ・地方には補助金ビジネスモデルがあり、特許出願を行って、それを
   ベースにビジネスを行って補助金を受け取って会社を回しているよう
   な人もいる。
  ・発明家としての資質と、特許の活用をする人の資質は一般的には異なる。
   これを両方やっている齋藤氏はすごい。
  ・企業の未利用知財活用としては、例えば川崎モデルがあるが、これは
   企業OBなどが特許を一ひねりして提案しているため、受け入れられている。
  ・日本企業がライセンス拒否した案件でも、韓国企業はライセンスを受ける
   柔軟性があるような事例もある。
  ・専用実施権の活用が書かれているが、実際には専用実施権を取得したい
   という意思が大企業側には無いのではないか。後知恵っぽい。



第48回読書会レポート


第48回知財系読書会

日時 2019年2月11日 14:00-15:15
場所 月島区民館
参加者 ama-sci amulet


今回は、ビブリオバトルの会です。
参加者が少なく、実のところバトっておりません。
ついでに、写真も撮り忘れました。

紹介された本は、以下のとおり

暗号通貨VS.国家 ビットコインは終わらない
 坂井 豊貴 著

新刊ホヤホヤの書籍(奥付の発行日は、2019年2月15日)

慶応大学の経済学者が、ビットコイン等の暗号通貨や、ブロックチェーンの仕組みを丁寧に説明してくれている書籍。
仮想通貨については、経済面だけでなく、政治的、社会的な位置づけを考えなければならないとしている。

具体的には、下記のとおり。

国家とは無関係に発行される暗号通貨が一般化し、通貨が国家から独立すると、個々の国家の都合で通貨を発行できなくなる。
すると、国家は莫大な費用を調達して、戦争を行なうことができなくなる。

つまり、仮想通貨の普及は、世界平和に繋がる。


世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史
 スティーブン・ジョンソン 著

エジソン等の著名な発明家個人の業績に注目するのではなく、さまざまな人による発明・発見と、社会の変革との相互作用による世の中の変化に焦点をあてて、歴史を説明している。

たとえば、「第2章 冷たさ」
マサチューセッツの湖の氷を、南のカリブ海地域へ運んで儲けようと考えた人がいた。
しかし、「冷たい」を知らない地域の人には、なかなか氷は普及しなかった。
何年もかけて氷が受け入れられた後に、南北戦争で氷の普及が途絶えた。
そこで、冷却装置の開発が盛んになった。
冷却装置の小型化により、エアコンが実用化された。
エアコンが普及し、近年では人口の大移動が起きている。

このような流れが、様々な発明家や事業化のエピソードを交えて解説されている。


鉄・病原菌・銃
 ジャレド・ダイアモンド 著

現代社会を作り上げた文化が、アメリカ大陸やアフリカ大陸ではなく、ヨーロッパで発達した理由を、主に地政学の観点から解き明かしている。

非常にざっくりと要約すると、アメリカ大陸のように南北に長い大陸では、ある地域で開発された作物をつくる土地を拡げることができない。ヨーロッパは、東西に文明を広げていくのに適した土地だった。






第47回読書会 レポート(11/1)


第47回知財系読書会 (11/1)
日時:2018年11月1日(木) 19:00-21:00
場所:月島区民館 和室 1号室和室
こうして知財は炎上する―ビジネスに役立つ13の基礎知識 (NHK出版新書 558)
http://amzn.asia/d/8enpqz8

参加者:
東京支部:稲穂先生、ama_sciさん、@shun5_fさん(書記)、yng4さん、kawamuraさん、maruoka


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・新書を読むのはビジネス層、メインは50代男性で若い人はほとんど読まない。ネットよりコスパが良いはずなのだが…

・前回の著作は講談社(現代新書)だったので、出版社が取材の窓口になってくれたが、今回はNHK出版だったので、NHKの名前を借りるわけにはいかないので出版社を経由した取材ができなかった。

・北朝鮮のテレビや冷蔵庫、実際には日本のメーカー名がはっきり書いてあった。TBSやテレ朝は最高裁判決までは使用料を支払っていた。
p.217のコメントのカナリオ企画、実際にはもっと長いコメントがあった。元はアニメータの人が始めた会社で特に北朝鮮とつながりがあるわけではなかった。

・海外節税 本に載せなかった例:アマゾンは日本にあるのは「単なる倉庫」として税金を払っていなかったが、カスタマーレビューなどHPを管理している等から日本に実体があると見なされ、その後税金を払うようになった。

・ビッグデータ:「相当量」は時代によって変化するので数値を基準に規定してもしょうがない。

・今回の本ではサブカル系のネタは少なくした。キャンディ・キャンディやマクロスは外した。若い編集者にはピンと来なかった模様。

・著書発行後のいきなりステーキ知財高裁判決には驚いた。

・福島のリカちゃんキャッスル、取材のため一人で行ったら周りの客達(主に母娘)の目線が痛かった。太田出版の編集者は知り合い。

・ジョン万次郎像事件、双方とも没しているので著書に名前を掲載した。

・国文学者の方の村上春樹に連絡を取るべく出版社に連絡を取ったら「間違いじゃないですか?」と言われてしまった。なおご存命とのこと。

・著作権判例100選、大渕教授が学会で激烈に論戦している姿を見た参加者あり。

・判決文等の公報に住所が記載されるため、多くの著名人は所属事務所等名義にする。ある著名人に取材のため判決に記載された住所に連絡を取ったら驚かれた。代理人はちゃんと説明したのだろうか? 昔はペンパル募集で雑誌に住所が載っていたり、漫画家やアイドルの住所が載っていた。

・ハロウィンの商標の多くはここ数年の出願だが、不二家が70年代に出願登録している。

・東野圭吾、発明についての取材は全てNGだった。ただしデンソー所属だったことは自ら明らかにしている。

・リサイクルインク、キャノンも含めて詳しい話は一切明らかにしてもらえなかった。








第46回読書会レポート



第46回知財系読書会 (7/17)
日時:2018年7月17日(火) 19:00-21:00
場所:京橋区民館
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
http://amzn.asia/fOgb7u4

参加者:
東京支部:amuletさん、tparkmさん(担当)、yng4さん、maruoka(記録者)

発表者からの指針:
課題図書では、今後人口が減りますよ。今後どういったことがおこりますよ。
ということを述べている。
それに対してこの読書会メンバーとしては、それを応用してどんなことが考えられるのか
検討、討議する(ブレスト)。


人口の減少とともにITエンジニアも減少する。
現状では、1人月、いくらと計算している。
何人あつめて1パッケージかで料金を出している。
プログラムのLINE数で工数を加算するので、コンパクトにしても料金に反映されない。
能力ある人に付加価値を得られるようになっていない。

分業化がすすんでいる。
ハードの人はチェックまでが仕事、
ソフトも書ける。という会社もある。
ハードの人は信号をパラレルにとらえられる。
ソフトの人はシリアル志向、
ハードの人は信号が同期した場面を想定できるのでバグも見つけられる。
そのようなIT人材が不足する。
本社の人は現場わからず、直せなくなる。

2000年問題のときのcobol問題のよう、年寄りが集められて対応した。
高齢化問題も再度、プログラムを勉強させ人材を再利用すべきと思う。

本書では、男性の介護率高いとデータを使っている。実際にはそんな男性は少ないのでは?

認知症が多くなるところで、胃ろう問題、生き永らえさせるのはどうかと、、、

同級生婚が増えるデータについて、筆者の言いたいこと不明だ。
人口減少とのリンクが不明。

人口推計から5000万人に減ってもドイツの人口と同等になるだけ、
減少を恐れなくてもいいのではないか。
購買力も落ちるので、日本へ魅力が少なくなる。

人口増加の国としてインドのほか、アフリカが考えられる。

移民を増やしても、税収は増えない。日本は給料が低い国になっている。出稼ぎの魅力がなくなってきている。
わざわざ来なくても、
レジの現場では新人中国人に仕事を教えるのに中国語ができないとならない。
白馬スキー場;ウェートレスは中国語、日本語、英語できる中国人が多国籍の客をさばいている。グローバル人材化している。

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<ワーク1>
人口が減るだけでなく次の重要な課題はなにか
一人、3つ、ポストイットに書いてください。

<ワーク2>
ポストイットを種別ごとに分類し、
この中から1テーマを選びさらに深堀する。

<ワーク3>
人口減少に伴い、それを克服するAIなど技術が未発達
という点に課題がある
をテーマに深堀した。


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読書会全体の意見
・リードフォーアクション;作者に対して質問を列挙、別の人が作者になりかわり、回答を提示する。という手法もある。
・ブレストでは、批判しないが教科書的、しかし批判してもいい。その代わり対案を提示せよとするほうが発展する。
・制約ありのブレストの方が効率的






第45回知財系読書会(5/11)


第45回知財系読書会
日時:2018年5月11日(金) 19:00-21:00
場所:八丁堀区民館 5号室洋室
「日経テクノロジー展望2018 世界を動かす100の技術」

https://eb.store.nikkei.com/asp/ShowSeriesDetail.do?seriesId=D2-00P55470B

 


参加者:
東京支部:@kurumiusagiさん、
@amulet2409さん、
@tparkmさん、
@yng4さん、
@marunire(記録)、
hikitaさん、
中部支部:@KMDさん(skype参加)

 発表者 @kurumiusagiさん、@yng4さん

<@kurumiusagiさん>
・新しい技術は従来技術の組み合わせ
・こうやってみるとこんなことが新しい技術なのか?と思う
 気になった技術
1)小水力発電 ;売電事業化、震災後の電力不足事情、海外へ拡販
2)レザードローン;3次元測量の応用、ドローンによるマンションの外壁検査
3)協働ロボット;JIS規格の改定を契機に、、、特許出願も増加した印象、、、
4)3Dプリンタ;金属加工に分野で流体力学的に造形(by GE)、翼端流の制御で燃費が違う

<@yng4さん>

 気になった技術:医療系、IoT系、VR系など個別にコメントした。
 特に自動運転について、レベル0~5の相違など丁寧に技術的な解説を加えてくださった。
 資料はサイボウズの方に掲載している。

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読書会全体の意見
・PCトラブルにもかかわらず、資料を準備してくださった@yng4さんありがとうございました。
・延長戦もお疲れさまでした。
サイボウズ 掲示板「第45回読書会後のディスカッションお願い」
に少し資料があります。
・マンション管理組合理事と理事長の裏話も大変面白かったですね。





第44回読書会レポート


第44回知財系読書会 (1/25)
日時:2018年1月25日(木) 19:00-21:00
場所:京橋区民館
「ビブリオバトル」参加者が本を持ち寄り紹介する。紹介10分+質疑5分程度。

参加者:
東京支部:amulet kawamura maruoka shun5_f(記録者) Takeshi 讃岐屋
中部支部:KMDさん(skype参加)

(発表順)
「ひとつ上のアイディア。」
https://book.impress.co.jp/books/2188 ←20年近く前の本で、新装版あり。

コピーライターの眞木準氏が、クリエーター20人にアイディアを生み出すやり方をインタビューしてまとめた本。
特に眞木氏のコメントだけ読んでも面白い。

特に印象に残った文章 ・眞木準 ブレストはただ出席するだけでは意味がない。
           ・おざわまさみつ まず枠をつくる。

忘れ物の思い出し方:どういう時に思い出すかを暗示にかける。

「サイエンス異人伝」
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062579087
以前の読書会、課題図書「破綻する特許」の時に一部紹介。

タイトルはサイエンスだが発明に関する章が多い。
主に19世紀ドイツ(を中心とした欧州)と20世紀前半アメリカの2部に分けて列挙。
欧州ではギルド等専門家の圧力で発明が受け入れにくかったのに対して
米国は専門家がいなかったので新しいものを受け入れる土台があった。
欧州では飛行機は空を飛ぶというロマンを追い求めていたのに対して
ライト兄弟は安全に空を移動する道具の追求に徹していたというのが特に印象的だった。

「銀二貫」
http://www.gentosha.co.jp/book/b4319.html
元は漫画原作者。その後今の名前を変えて作家になる。「みをつくし料理帖」など

主張:「これは知財小説である。」
江戸時代の大阪、敵討ちを銀二貫で「買われた」主人公が幾多の困難を乗り越え
寒天を作って成功し幸せになる話。
知財的な部分 ・ライバル店の産地偽装を指摘
       ・こしの強い糸寒天を作り「独占的に」菓子屋に使用を認める
       ・寒天を使った羊羹を作った時は多くの菓子屋に使用を認め競わせる←「オープン戦略」

「調べるチカラ」
http://www.nikkeibook.com/book_detail/32188/

知財に限らず情報を調べる時のノウハウをまとめた本だが、心構えや精神論的な記載が多い。
ノウハウとしてはグーグルのより良い使い方等。
「フェイクニュース」に関しては、一次情報にあたることの重要性を言っている。

【ここで休憩】

「喧嘩の作法」
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5048 ←課題図書候補になったことあり
アフリカの知財に興味を持って探したが、この本くらいしかなかった。

各国の法律に詳しくなるだけでなく、その国の事情や思惑を知ることが大切。
某国の判事に「この国の基本判例となって名前が残るような公正な判断をお願いします」と
名誉欲をくすぐって(あと羊羹のプレゼントも!)判決を勝ち取ったこともあり。ただし不正なことはしない。

「久慈さんは穏やかな雰囲気で喧嘩とは結びつかないタイプ」とのコメントあり。

<讃岐屋> 「決定版 年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761270148

演習形式風に紹介。
 Q1 コンサルの種類の中で安定高収入なのは?
 A1 パートナー型。他にプロジェクト型、アドバイス型、ワークショップ型。
 Q2 経営者の悩みTOP3は?
 A2 「人間関係」「仕事のやり方」「お金」の着眼点
 Q3 自分の値付けを何と比較して提示するか?
 A3 社外No.2だが報酬は新入社員以下で(競合相手とは競わないのが上手い!)

「運は数学にまかせなさい」
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/90369.html ←URLは文庫版

「モンティ・ホール」問題について紹介。(例えば https://mathtrain.jp/monty 参照)
今では確率が変わるという説が有力だがなかなか説明されても納得しにくい。
掛け金を2倍にし続けると最後には勝てるという説も載っているが「原資が尽きる」として否定済。

大学の確率の授業で宝くじの買い方(1枚だけにしろ!)の講義があったのが興味を持つきっかけ。

この話の続きとして書名のみ紹介されたのが「図解・ベイズ統計「超」入門」
http://sciencei.sbcr.jp/archives/2013/12/si_1.html ←薄さの割に高価だが、内容的には満足できる。

(ここでKMDさん離脱)

科学の経済学
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7081.html
技術ではなく「科学」と経済がどう結びつくかに興味を持った。

知財との関わりでは、特許は「いち早く発表する」という科学者の考え方をは異なるが
特許によって科学者の行動が制限される度合いは他の要因ほどではない。
著者はアメリカの「科学」経済学の専門家なので、いわゆる「金にならない」研究に対する考察はあまりなかった。

---------------------------------
読書会全体の意見
・多様な本が紹介されたのは面白かったがビブリオ「バトル」にはなりにくかった。
・課題図書候補になりそうなのが「調べるチカラ」「喧嘩の作法」くらいか。

なおこのあと4人で新年会を行い、活発な議論がなされましたwww



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第42回読書会レポート (11/02)



第42回知財系読書会
日時:2017年11月2日(木) 19:00-21:00
場所:京橋区民館
課題図書:
  探索戦略の迷走―富士フイルムとコダックの分岐点―
  https://www.jstage.jst.go.jp/article/amr/advpub/0/advpub_0170512a/_pdf
 
  二刀流組織からみた富士フイルムの企業変貌プロセス
  https://www.jstage.jst.go.jp/article/amr/16/1/16_0161116a/_article/-char/ja/ )

参加者:
東京支部@京橋区民館:maruokaさん(主担当)、tparkmさん(副担当)、kawamuraさん、yng4さん、ama_sciさん、tanatosさん、amulet(記録)
中部支部:KMDさん

今回初めて、スカイプでの遠隔参加(音声のみ)が実現しました。
KMDさんとリアルで顔を合わせたことのあるメンバーが多かったこともあり、スムーズに会話が弾みました。

いつも以上に、議事録に書けないオフレコネタ(裏事情等)が多く登場しました。
興味のある方は、是非リアルで御参加下さい。
 
・富士フイルムの組織、事業構造等
近年売上高が急拡大した理由の一つは、富士ゼロックスを連結対象にしたこと。
これだけで、売上高が倍近くに増えている。
 
・コダックの現状
2012年に経営破綻した。
現在のコダック(新生コダック)は、別法人。
  コダックジャパンの主力事業は、オンデマンド出版等の大型印刷装置。

・探索戦略の迷走―富士フイルムとコダックの分岐点― 図7のグラフについて
  筆者が指摘する通り、富士フイルムでは1998年以降探索分野の出願が急激に伸びている。
  実は、この時期には富士フイルム全体の出願が延びており、探索分野だけが突出して伸びたわけではない。さらに、富士フイルムだけでなく、日本企業全体の出願が増加した時期でもある。
 
・探索戦略の迷走―富士フイルムとコダックの分岐点― 図10のグラフについて
コダックの医療部門の製品は、X線用のフイルムであり、医療機器事業は無かった。
X線のデジタル化に伴い、フイルム市場が消滅したので、撤退するしかなかったと思われる。
 
・富士フイルムとコダックとを対比して語られることが多い。
富士フイルムとコニカミノルタのように、事業転換に成功して活動している企業同士を比べた方が面白い結果が出るのではないか。



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第41回読書会レポート (7/22)



第41回知財系読書会議事録
日時:2017年7月22日(金) 19:00~21:00
場所:佃区民館
課題図書:楽しく学べる「知財」入門
参加者:inapon_kさん、iizukaさん、kawamuraさん、ienaiさん
yng4さん、ama_sciさん、amulet(記録)

著者のinapon_kさん、こと稲穂健市さん御自ら参加下さいました。
いつもの顔ぶれは都合が付かない人が多かったのですが、初参加の方がinapon_kさん含めて4人も来て下さり、一味違う読書会でした。

初顔合わせの方が多いので、まずは自己紹介から。

その後、課題図書から離れたり、戻ったりしながら、ほぼ知財系四方山話。

・JASRACが徴収しているお金は、どこにいくのか。
・アーティストさんが、「払わなくて良いよ」と言ってくれたら済む話なのか?
・独自アレンジをしても、JASRACへの支払いは必要なのか?
(知財用語でいえば著作権と、著作隣接権と、同一性保持権の話)

・正当な「引用」と、パクリとの境界は、どこにあるのか。

・ネットトラブルを避ける方策。

そして、、、課題図書出版裏話いろいろ。
たとえば、本書は初稿と最終稿とでは、構成が大幅に異なるそうです。
読者を惹きつけて、楽しく読み通して貰うための工夫、沢山の人に読んで貰うための工夫等が、随所で行われていることが判りました。
今回は掲載を見送ったネタ、熟成中のネタ等も、まだまだあるようで、次回作にも期待です。

「知財系読書会」といいつつも、実は普段は特許に偏っていたことに気付かされた読書会でもありました。