第38回読書会レポート (1/14)



第38回読書会議事録

日時  :2017年2月14日19:00~21:00
場所  :八丁堀区民館
課題図書:UXの時代――IoTとシェアリングは産業をどう変えるのか 松島聡著、英治出版
参加者 :@ama_sciさん(発表)、@yng4さん、@shun5_fさん、maru(記録)4名

1.シェアリングリサイクルの波

  本書では広告、個人情報回収のビジネスモデルについて一切ふれず。p.13に至ってはことさら
  述べるべきか?と疑問。限界費用社会という言葉が好き。
  垂直から水平へ構造変化の流れ、企業も知財など別会社化してフラットな組織になっている。
  ニューエコノミといえば聞こえがいいが、60年代から言っているのでは?
  アマゾン、GOOLE、GE、トヨタの流れは、分かりやすい。
  P.40 iPHONEの戦略。CLOSE戦略でありながら、アプリをOPENにしてすそ野を広げた。うまいやりかた。、
  P.43 グラフの見せ方が気になる。100%でなくぎざぎざになるほうがしっくりくる。
     自社開発はコア特許が残るタイプ。日本の自社開発が少ない気がする。
     ここの外注とは下請けを言っているのか?グループ企業内への下請け??
  P.45 バブルの時期は異業種参入が盛ん、新日鉄がカランコエを販売。みんなバイオに手を出した。
    しかし、結局本業へ回帰した。

2.IoTでつながる
  ラズパイ
  P.48 Z80 とラズパイは違う。ネットにつながることがすごい。ハンズオンが流行っている。
  Raspberry PiとArduinoでちょっとしたネットワーク、CPUが、USB、Ethernet、HDMI介して外界と接続する・

  SORACOM
  NTTドコモとの仮想移動体通信事業者(MVNO)契約を締結し、NTTドコモの基地局を利用するIoT基盤。
  専用線でプライベート化できる。情報のもれの心配が低減。外から家電を操作できる、。しかし、それが怖い。
  スマホの電池がすぐなくなるという怖さ。情報を垂れ流している証拠に人々気づいてない。

  SDN Software Defined Networking
  インフラ全体の制御によって、マクロに俯瞰してみることができる。
  大資本、財閥の戦い。
  鉄道など事故なども制御可能、2社選択できなくなる。
  コアは某Nが握っている。バックボーンを握っているため某Nが強い。
  大手が囲い込んで独占すると怖い。

3.ビジネスへの移行
P.73 WORKINGシェア
誰の特にもならない。
本書から価値的なことはなし。

P.94 無限のリソース活用法
ここで日本型というが、脱するのは難しい。
カード社会になると物流の履歴が取得できる、全部把握できる監視社会。
スイカで交通人の混み方が把握できる。
捜査当局に流れている??
スマホは片棒を担いでいる。

忘れる権利というが消してくれない。一般時から見えなくしているだけ。メンテしている人はパート、某ネッセ事件もそれでデータを抜かれた。

(備忘)
ビジネスモデル特許とIoTは親和性ありかも!?
通信に詳しい@yng4さんから有意なコメントを多数いただきました。大変勉強になった。





第38回読書会
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第38回知財系読書会開催通知

1.課題図書
UXの時代――IoTとシェアリングは産業をどう変えるのか
  松島聡著、英治出版
  ◇リンク◇

2.範囲 本書の前半
序章 地殻変動の予兆―世界のビジネスシーンで起きている変化の本質
1章 垂直統制型から水平協働型へ―ビジネスも社会も歴史的転換点にある
2章 あらゆるリソースがIoTでつながる―水平協働型シェアリングエコノミーの到来
3章 UXビジネスにどう移行すべきか?

3.発表者
@ama_sci

4.日程
2017年2月14日(火)19時~21時

5.開催場所
中央区八丁堀区民会館 5号室洋室
住所 : 八丁堀4丁目13番12号
TEL : 03-3555-8641
アクセス : 東京メトロ日比谷線またはJR京葉線八丁堀駅下車A2番出口 徒歩2分

◇リンク◇

会員以外で参加を希望される方は、コメントに記入するか以下のメルアドまでご連絡ください。

事務局連絡先:marunire@yahoo.co.jp
題名を「第38回読書会」としてください。

第37回読書会レポート (12/18)



第37回読書会議事録

日時  :2016年12月18日13:00~15:00
場所  :佃区民館
課題図書:特許情報分析とパテントマップ作成入門 改訂版 野崎篤志著
参加者 :@sanukiya1さん(発表)、@amuletさん、@akikokaさん、hikitaさん、maruokaさん、@tparkm(記録)

1.演習課題の説明

  演習を行うにあたって具体的な演習を設定した。
  「ドローンを使った宅配サービスの実証実験の開始を機会に、宅配ボックスメーカーが取り組むドローン配送用宅配ボックスの開発を開始したい」

2.特許情報分析の目的と種類の確認(2.2)
  →図10、表4、表5、表13を用いて確認

  改訂版前はパテントマップを作ってから3C分析など。
  改訂後はパテントマップ作成前に分析を行ってマップを作成すると理解が深まる。

  この会社のポジション確認
  図10:②新規用途探索(ニーズ)
  表4:②新規用途探索(ニーズ)、③新規技術開発(シーズ)、④新規参入分析
  表5:市場開拓(新規市場×既存技術)
  表13:新規用途探索(ニーズ)、③新規技術開発(シーズ)、④新規参入分析

3.分析設計と母集団の設定(2.5.2)
  →予備検索によるアタリ分析
  →分析設計と母集団設定

  FI①B64C39/02:垂直飛行体
  FI②A47G29/12:宅配ボックス

  1) 2007年以降の特許を見る。

   ①で出願人ポジションマップ(X軸:最高価値、Y軸:
   マップを見ると、ヒロボー、ヤマハ発動機が強い。
   GoProなどは見えていない。DJIは?
   件数ではボーイングが多いが、内容はNAV。

   ②で出願人ポジションマップをみる
   日本宅配システム、パナソニックが強い。

4.パテントマップの読み解き方・深堀り方法(5.1.2)
  →特許分類による分析軸設定(2.5.3 Apple to Apple)
  →4つの視点に基づく分析

  1) ドローンと宅配ボックス両方やっている会社があるかどうかを確認する。
    まず(①+キーワード)and(②+キーワード)
    ※FI同士の掛け算になるので気持ち悪い人がいるかもしれない。
    たった3件しか出てこない。内2件は異なる。
    1件「無人飛行体による配送方法」ドーンコーラスが当たり。
    ⇒ただドーンコーラス自体がメジャーな会社ではないため、ここからの発展が無い。
  
  2) ドローンの開発も宅配ボックス関連の技術も実施している会社は?
    >出願人のandを取る。特許マップで確認。

    今回の改訂版では改訂前よりもコンパラマップの解説が厚くなっている。
    FI①と②を左右の軸、縦軸を出願人にしてマップを作成する。

    綺麗に左右に分かれるが、パナソニックがドローンを若干、セコムが宅配ボック    スを若干、中国電力が両方に少しづつ出願している。

    ⇒両方を積極的に出願しているメーカーは無い。

*質問:P94 Apple to Apple とは?
    同じ概念で比べようという意味以上ではないのでは?
    例えば、F03D7/06Aサボニウス型風車とF03D/04A回転数制御は概念が異なる。
    階層構造をきちんと考えて比較する。

  3) Fタームを使って出願の穴を解析していく。
    ドローンの①はFタームは3D140で解析されていない。パテントマップガイダンスで確認。

    宅配ボックスのFタームを見る。

    宅配ボックスの検索結果をダウンロードする。
    Fテーマの出現頻度を集計し、3K100でFターム濃度マップを作成。

    配達物:生鮮食品、牛乳が少ない。
    保冷庫等の冷凍手段を設けたもの:各社開発していない?
    構造:折り畳み自在の部材で保持する、が無い。

    ⇒生鮮食品関連の開発を行うとニーズがあるかもしれない。

*質問:特許調査について。
    ・サウジアラビアにファミリー特許があるかどうか。
     データベースまでは行きつけても、アラビア文字が判らない!
     画像認識でやろうとしても、フォントが異なると文字の見えが異なり苦労した。
    ・カザフスタンにファミリーがあるか。
     ユーラシア特許?

5.アイデア創出ワークショップ(7.2.2)
  →洗い出し軸の設定(パテントマップ, 利用者, 訴求点, 協業先)
  →アイデア記入シートの作成

  こちらはホワイトボードのアイデア記入シートをご覧ください。


第37回読書会1
第37回読書会3
第37回読書会2

第37回知財読書会開催通知


次回の読書会をお知らせします。

1.課題図書の範囲
 特許情報分析とパテントマップ作成入門 改訂版 野崎篤志 (著)
http://u0u0.net/AjYq

<第2章や第5章をメインに、ご要望によって第4章(無料ツール),第7章(発想法),第8章(海外文献対応)>

2.発表者 Oさん

3.日程、開催場所、

  施設名称 佃区民館 洋室 4号室洋室
  利用日時 2016/12/18(日) 13:00~17:00
  施設使用料 1,500円
   http://www.tafuka.co.jp/tokyo_chuo/tsukishima_tsukuda.html

4.質問など
 新規の方歓迎です。
 参加を希望される方はブログコメントに投稿してもよろしいですし、下記メルアドに一報されてもOKです。

事務局連絡先:marunire@yahoo.co.jp
 題名を「第37回読書会」としてください。




第36回読書会レポート (11/19)



第36回読書会議事録
日時  :2016年11月19日19:00~21:00
場所  :人形町区民館
課題図書:ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力<新版> MBA (4) (日経ビジネス人文庫) 大津広一著
参加者 :@tparkmさん(発表)、@amuletさん、@sanukiya1さん、@kurumiusausaさん、@ama_sciさん、@rienovaさん、@tanatos0307

 今回の読書会は課題図書を読むのではなく、課題図書で紹介されていた「会社名からPL/BSの数字を推測する」と「PL/BSから会社名を当てる」という演習を実践しました。
 発表者のtparkmさん進行の元、以下の順番で演習を行いました。
(1)会社名からPL/BSの数字を推測する
Part1. 電機業界
 東京エレクトロンのPL/BSを見て数字に表れる特徴を確認した上で、シャープのPL/BSを想像する。
Part2. 医薬品業界
 ロート製薬のPL/BSを見て数字に表れる特徴を確認した上で、第一三共のPL/BSを想像する。
Part3. 小売業界
 大塚商会のPL/BSを見て数字に表れる特徴を確認した上で、良品計画のPL/BSを想像する。

(2)PL/BSから会社名を当てる
 3社のPL/BSを見、参加者で特徴的と思われる項目や数字について意見を交換しながら、会社名を当てていきました。人によって注目する数字が異なったり、意外な発見があったりとゲームのように楽しく進められました(3社とも正解が出ました!)。

 今回の課題図書の場合、単に中身を読むだけでは「そうなのか」で終わってしまいそうでしたが、本で書かれていたことと同じ演習を行うことで、書かれていることを体感することができたのではないかと思います。本当に楽しい回でした。

第36回知財読書会開催通知

こんにちは。次回の読書会、日時等が決まりましたので、お知らせいたします。
今回は新しい本です。文庫本なのでお近くの書店でお買い求めになれます。

1.課題図書の範囲
大津 広一『ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力<新版> MBA (4)』
(日経ビジネス人文庫)
「新版」があるということは、旧版も存在するようです。
新旧で、どの程度差があるのかは不明です。
https://www.amazon.co.jp/dp/453219704X 
※「ビジネスモデル編」ではありません、お間違えのないように。
 
2.発表者の決定 
@tparkmさん
 
3.日時
2016年11月18日19時~21時

4.会議室の予約
施設名称 人形町区民館 和室 6号室和室
http://www.meccs.co.jp/shiteikanri/chuo/hall/ningyocho.html 
※参加希望の方は現地に直接いらしてください。
ここのコメントに記入していただいても結構です。
(ハンドル名で結構です)

第35回読書会レポート (08/24)

第35回読書会議事録
日時  :2016年8月24日19:00-21:00
場所  :人形町区民館
課題図書:論文: 岡田吉美et al.「失われた20年」に日本企業が取得した特許の価値の検証 一橋ビジネスレビュー 2016 Spring (63巻4号) P72-91
参加者 ::@tparkmさん(発表)、@amuletさん、@sanukiya1さん、@kurumiusausaさん、@ama_sci

議論の抜粋

・クレームが年々長くなるのはなぜか。→改良発明が多いので、既出の構造を説明してから発明要素に入るので必然的に長くなる。

・会社、業界によって、クレームの長さ、従属項の作り方は違う。外国出願の場合、その国の法制に合わせるので、変えざる得ない。

・ドイツと日本の居住者の特許のクレーム長さの時価変化は大きく、増加の一途をたどっている。→これは言語の構造上の問題ではないか、まだ読書会では未解決。

・「クレーム長さの自然対数」と「その頻度」、および「(出願人前方引用数+1)の自然対数」を示した表を参照。
→クレーム長さは当該特許の前方引用数に対して平均的にはあまり影響を与えないが、クレーム長さが短い発明の前方引用数は、長いものに対して分散が大きくなっている。

・20世紀までは日本でも画期的な発明がなされていた。
ウォークマン、デジタルカメラ、液晶テレビなど

・近年は高度な技術で開発されるものが少ない。
iPod,iPhone、ポケモンGoなど、いずれも日本発ではない

・液晶など日本の得意分野も他のアジア企業に機会を奪われている。

・そもそも論として他の国々の方が、人件費が安かったり、税制優遇処置がとられていたり、起業する条件が日本に比べ各段に優位であることは見逃せない。

・日本では(アップルのような)ベンチャーが育ちにくい。

・日本でも企業買収が行われているが、まだ慣れていない(高く買いすぎているのではないか)。

・非特許文献は何か指標になるのか→非特許文献をよく使う分野がある、そこでは価値を見出すことができるだろう。米国などは非特許文献が多いが日本はまだ少ないという現状がある。

・そもそも引用特許文献は的確に選ばれているのか
→自社特許を避けてストーリー性を持って引用している場合がある。
→競業他社を引用して、自社発明の優位性を証明?している場合もある。
→改良発明であることを示すためにあえて自社特許を引用している場合もある(→発明者にちゃんと訊かない(知財部で調べない)とすでに出願した発明と同じものを提案することがある)。
→知財部で適当に検索して引用している場合もある。いずれにしろ、引用文献を記載することを義務付けられたのは2001年からなので、まだ慣れていないのだろう。

・引用特許文献は意味があるのか、ということになると、特許公開公報自体意味があるのか、ということにもなりかねない。そもそも出願明細書は外注している場合が多く、レベルも様々である。公開された公文書という認識さえあれば、引用特許文献にも意味はあり、その特許文献を評価する指標と成り得ると考えた方が妥当ではないか




20160824